ファッション商品の総合プロデューサー。デザイナーとともにファッション業界における花形職種で、ファッション商品の「総合プロデューサー」といえるのがマーチャンダイザー(MD=Merchandiser)。その英語名に「商人」を意味する「Merchantが含まれているように、市場訓査から始まり、商品ラインナップの企画立案、生産や流通の準備、販売前と後の消費者の反応の調査まで、商品ができるまでのすべての行程に関わり、さらに次の商品へとつなげるのが仕事だ。それ故に、企業やブランドの「質」、「イメージ」を左右しかねない重要な仕事であり、特定ブランドを専門に担当するマーチャンダイザーを、「ブランドーマネジャー」と呼ぶ場合もある。
流行はおそろしい。一九八五年ごろを境にそのブームは急速に減退した。原因は円高の影響を受け、海外旅行を経験するものが多くなり、海外の高級ブランドに触れる機会が多くなったから。かつてDCを経験した目の肥えた消費者が海外ブランドに飛びつき、インポート(輸入もの)ブームが訪れる。こうしてDCブランドブームが下火になっていった。やがてDCブランドの淘汰が始まる。売場の縮小、撤去。市場の規模は激減した。八〇年代からはじまったDCブームも八〇年代後半になると「頭から足の先までデザイナーのお仕着せ」が通用しなくなった。九〇年代に入ると、かつてDCブランドや海外ブランドを経験した人たちが、デザイナーのお仕着にあき、自分流のコーディネートを楽しむようになる。
よく、いい靴ははいたときに「革に抱きしめられるように心地いいもの」という表現をしますが、キューッと包まれるような感触が大切です。底が鉄のように硬いものや、革そのものがプラスチックの型にはまったようなものはだめです。東京や大阪などの都会を歩く場合には、このローファーかウォーキング・シューズを選び、まだ歩道が整備されていない道も歩かなければならない場合は、ゴム底のしっかりした編み上げ靴をはくといいでしょう。ニューヨークでは、もう2年くらい前から、健康と楽しみをかねて、スニーカーで通勤する人たちがふえています。これにテニス用のスポーツ・ソックスをナイロン・ストッキングの上からはいて、1時間も歩く人がいるのです。もちろんビジネス・スーツを着てのことですから、つり合わないコーディネートですが、ニューヨークでは、今これがいちばん疲れなくて美しい靴に、そして流行になっています。